暖かかった雨が、今は冷たい雨に変わりました。
午後から降り出した雨は強く降ったり、弱く降ったりを繰り返しながら和岱の森に恵みの雨をもたらしています。
これで気温がもっと上がれば山菜は一気に芽吹くことでしょう。
ところで、この本をご存知でしょうか。
田淵義雄さんの「森からの手紙」と「山からの手紙」です。
初版発行は「森からの手紙」が1985年、「山からの手紙」が1988年、今から25年前です。
若い頃、山の暮らしに憧れて読んだ本です。
標高1400メートルの寒山の森に暮らす、その厳しさと豊かさに感動したものです。
豊かさって何だろう。自分が納得する暮らし方って何だろう。
生意気にもそんなことを考えていたような記憶があります。
「山からの手紙」にこんな一節があります。
新しい火がおこった。ストーブのドアを開けて火を見守る。十秒、二十秒、一分、二分、三分・・・・。オレンジ色の焔(ほのお)がゆらめいて火床ができあがる。
この冬、まったく同じ体験をしました。
相当遅れましたが、今ほんの少しですが若い頃の夢に近づいた気がします。

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